背中や腰が辛い時
長時間のデスクワーク。やっと仕事も一段落、一息入れようと立ち上がろうとした時「イタタ」。前かがみの状態から徐々に体を起こさないと痛くて動けない状態に。
はたから見ると人類の進化のような光景。
背中や腰周りの筋肉が長時間の緊張にさらされて硬直、そして急激な曲げ伸ばしに耐えられず痛みに…


今回は、背中や腰の曲げ伸ばしが短時間で改善するポイントを一つご紹介します。
しかも、手の届きにくい背中や腰ではなく、お腹側からアプローチできるので簡単。
その部位は「横隔膜」
ご存じのように、呼吸を助ける重要な筋肉です。
背中や腰の辛さとは関係ないようなこの筋肉が実は大変関りが深く、そして効果的なポイントになるんです。(詳しいお話は省略させていただきますが、もし気になる方はご来店時にお尋ねください。)
横隔膜のほぐし

- 椅子に座った状態または仰向けに寝た状態になります。
- 胸の中央部(胸骨)を下へたどっていき、骨の終わった位置にあるくぼみを確認します。
- くぼみから肋骨をたどり2~3㎝付近(固さを感じる部位)を三指で軽く押さえます。
- 深呼吸を繰り返し、押さえた部位がゆるむのを待ちましょう。
押さえている時間は、横隔膜の状態に左右されるのではっきりとしたことは申し上げられませんが、基本はゆるみを感じるまでとお考えください。(参考までに10秒から15秒程度おこなうとゆるむ方が多くおられます)
ケアが終わりましたら、背中や腰の動きを確認してみましょう。
それまで時間をかけて何とか動かしていたのが、短時間でスッと軽くなりませんか?