肩や腕を上げづらい時

肩や腕を上げづらい時
肩が上がらない

長時間のデスクワークや力仕事、家事や育児、冷えなど、肩周りには何かと負担がかかり続けています。
時には悪化し「イタッ」腕が上がらないなんて事も。
着替える、頭を洗う、洗濯物を干すなど腕を上げるといった動作は意外と多くあります。その時に、思うように腕が上がらないと本当に不便を感じますね。
小さなコリも、積み重なれば大きなコリに!
小さいうちにコツコツとケアをしましょう。

今回は、腕を上げづらいと感じる時に効果的な「小円筋(しょうえんきん)」のほぐしをご紹介します。

小円筋は、肩を上げる旋回させるといった動作を補助する筋肉、ローテーターカフのひとつです。
そして「肩関節の安定性」を担う筋肉。
このローテーターカフの過緊張や拘縮は、肩関節や筋肉の様々なトラブルの元となります。

またこの部位の過緊張や拘縮は筋膜連鎖し、少し離れた肩周りの筋肉にも大きく影響を及ぼします。
これが肩のコリをはじめ、重だるさ、上げづらさの一因にも!


セルフケアを始める前に、腕の上げづらさを感じる方は[腕はどのあたりまで上げられるのか][腕を上げていく際の違和感やスムーズさ]などを確認しましょう。

小円筋のほぐし
小円筋のほぐし
  1. 脇の下側に指先をそえ、背中側へ移動すると骨の出っ張り(肩甲骨)にあたります。
  2. 四指または三指をつかい、やさしくほぐします。
    ※緊張の強いか方は、刺激を感じやすいと思いますので力加減を調整しましょう。

一回につき10回~20回程度を目安に、ほぐします。

始める前と比べてどうですか?
「動きやすくなった」「辛さが軽くなった」と感じたら、あなたの症状に効果的なセルフケアといえるでしょう。是非、お仕事や家事の合間に続けてみてください。

残念ながら「効果をあまり感じられなかった」と感じられた方。
また別の原因があります。

今後も、様々なセルフケアを紹介してまいりますので、是非ご覧ください。

セルフケアを行うにあたってのご注意

  • 押す強さは「弱いかな」ぐらいがベスト!
    強すぎたり多すぎると、痛みや重だるさが出ますのでご注意ください。
  • セルフケアは、身体の痛みや辛さの改善、回復を保証するものではございません。
  • 病気、怪我、持病などがある方は、特にご注意ください。
    ご心配な方は、かかりつけ医に相談の上、十分注意し行いましょう。
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