夏バテ予防にしっかり食べる?

夏バテ予防にしっかり食べる?

今年も間もなく暑い夏がやってきます。
32度33度…いったい日本の気温もどこまで上がるのでしょうか?
その暑さに体もついてゆけず「食欲がない」なんて事、どなたでも経験されますね。
そして「暑さに負けないように、しっかりと食べて栄養をとって頑張ろう」となるわけですね。
小さい頃、両親にも部活の先生にもよく言われました。
そして数年前までは、それが普通として考えてましたが…

以前に読んだ書籍に大変興味深い一文がありしたので、ご参考までに。

日本人の基礎代謝量は季節によって変わり、それにつれて食欲が変動します。

春から夏にかけて下がり、秋から冬に向けて上がっていきます。

冬になると基礎代謝量が上がるのは、寒い中で体温を維持するには、体内でエネルギーを大量に燃やす必要があるからです。

逆に、夏は暑いのでエネルギーを燃やす必要がなく基礎代謝が一年で一番低くなり、これにともない食欲が減って、活動量も自然に下がるわけです。

よって夏に食が細くなるのが自然の摂理なんです。

体に蓄えられないビタミンやミネラルの摂取さえ気をつけていれば、神経質になって無理に食べる必要はないでしょう。

ちなみに「夏バテ」になるのは、暑い屋外と冷房が効いた屋内の温度差による自律神経の乱れや、寝苦しさによる睡眠不足、高温多湿による発汗の異常などが重なって起きてくるので、食べて防げるものではないのです。

いかがでしょうか?
聞けば当たり前と思える事も、聞かなければ気づかない。私はそんな感じでした。
もちろん生活環境はそれぞれ違いますので、全ての方に共通するかは分かりません。
それでも日本特有の四季、気候、風土、食物といったものが、今の私たちの体を作ってきたのだと考えれば自然とうなづける気がします。

無理に食べるよりも、季節のものをほどほどに食べて過ごす。
そして、適度な運動で汗を流し水分補給、エアコンを上手に活用し睡眠の質を出来る限り良くする。
この様な意識をもって、夏を迎えましょう。

ゴーヤチャンプルー